愛妻家大田正文、日経ビジネスDigitalの記事「細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ 楽天・三木谷社長、Kobo騒動を語る」を読んで。 三木谷さんは「人間は忘れる生き物である」ことを利用した、ほんとうに頭が良い人だと実感した。

■愛妻家大田正文。
日経ビジネスDigitalの記事
「細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ 楽天・三木谷社長、Kobo騒動を語る」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120727/235043/?ST=pc
を読んで。
■楽天の三木谷さんは、ほんとうに「頭が良い人」だと、愛妻家は実感している。
三木谷さんは『人間は、忘れる生き物である』ということをよく知って、かつ利用しているのだ。
=======
■楽天がプロ野球に参入した後、DeNAがプロ野球に参入する際、三木谷さんはDeNAの参入に「反対」した。
世の中の人達は「自分は参入したくせに、DeNAには反対するなんて、旧体制派の人間になってしまったのか!がっかりだ!」と非難した。
しかし、三木谷さんは、「人間は忘れる生き物である」ということを利用して、最も有利な立場を取るために反対したのではないだろうか。
・反対して、いっとき批判されても、「人間は忘れる」
・そして、万一、DeNAが本業その他で問題を起こせば、「三木谷さんは、将来、DeNAが問題を起こすことまで考えて、反対したのか!素晴らしい!」と、世論は手のひらを返す。
三木谷さんは、そこまで読んで、反対したのではないだろうか。
=======
■そして、今回のこのKobo touch騒動のインタビューも、同じ匂いを、愛妻家は感じるのだ。
・どんなに非難されても、「人間は忘れる生き物」だし、
・この騒動で、Kobo touchを知らない層の人にもリーチ出来た。
その、お金をかけない広告の効果は計り知れない。
■だから。
楽天の三木谷さんは、ほんとうに「頭が良い人」だと、愛妻家は実感している。
=======
■三木谷さんは、世間の人とは見ている時間軸が違うのだ、とも感じる。
■今、Koboを批判する人は、「今、この瞬間」しか見ていない。
■でも、三木谷さんは、Koboがもっともっと世の中に広く浸透して、対象書籍も十分なほど揃った後に、世の中の人達がどう評価しているか、だけを見てこのインタビューに答えているのだ、と、愛妻家は三木谷さんの言動からひしひし感じる。
