【はたらく喜びを考える】愛妻家大田正文、じんせいではじめて、じぶんのチカラでおカネをかせいだ、しょうがく1ねんせいのおもいで。
■愛妻家大田正文。
今回から、数回にわけて。
仕事の喜びについて、考えてみます。
■今回は。
愛妻家大田正文が、人生ではじめて。
自分の力でお金を稼いだ思い出。
■あれは、小学校1年生の時。
……。
■そのひ。
おやつように、おかあさんに、かってもらったのは。
スティックじょうのビスケットが30ぽんほどはいった、ふくろのおかし。
そのビスケットを、そとであそびながらたべていたぼくは。
たべているとちゅうで、ビスケットのあじにあきてしまいました。
■そして、ぼくはおもいつきます。
(このビスケットをひとつずつ5えんでうれば、おカネがてにはいるかも。)
(そうしたら、あたらしいおかしがかえるぞ!)
この、じぶんのかんがえに。
ぼくは、ぞくぞくしました。
■そして、ぼくはさっそく。
みちゆくおとなに、こえをかけはじめました。
「おかしやさんです。このびすけっと、ひとつ5えんでかいませんか?」
ぼくがこえをかけたのは。
わかい、すーつすがたのさらりーまんでした。
■その、すーつすがたのさらりーまんは、ぼくをみて。
びすけっとを、2まい、かってくれました。
■そして。
ぼくのてのひらには。
2まいのびすけっととひきかえに、10えんがにぎられていました。
■おかあさんいがいから、おかねをもらったのははじめてです。
ぼくは、ますますわくわくしました。

■つぎにこえをかけたのは。
かいものとちゅうのおばさん。
「おかしやさんです。このびすけっと、ひとつ5えんでかいませんか?」
■おばさんは、
「ごめんね、いまいそいでいるから。」
といって、いってしまいました。
■ぼくは、さっきまでのわくわくが。
なんだかきゅうにしぼんでしまって。
おかしやさんを、やめてしまいました。
■そしてぼくは。
2まいのびすけっととひきかえにてにいれた10えんで。
だがしやで、くろぼうをいっぽん、かいました。

■そのひ、たべた、くろぼうのあじは。
なんだか、いつものくろぼうよりも。
ずっと、ずっとおいしかったのです。

今回から、数回にわけて。
仕事の喜びについて、考えてみます。
■今回は。
愛妻家大田正文が、人生ではじめて。
自分の力でお金を稼いだ思い出。
■あれは、小学校1年生の時。
……。
■そのひ。
おやつように、おかあさんに、かってもらったのは。
スティックじょうのビスケットが30ぽんほどはいった、ふくろのおかし。
そのビスケットを、そとであそびながらたべていたぼくは。
たべているとちゅうで、ビスケットのあじにあきてしまいました。
■そして、ぼくはおもいつきます。
(このビスケットをひとつずつ5えんでうれば、おカネがてにはいるかも。)
(そうしたら、あたらしいおかしがかえるぞ!)
この、じぶんのかんがえに。
ぼくは、ぞくぞくしました。
■そして、ぼくはさっそく。
みちゆくおとなに、こえをかけはじめました。
「おかしやさんです。このびすけっと、ひとつ5えんでかいませんか?」
ぼくがこえをかけたのは。
わかい、すーつすがたのさらりーまんでした。
■その、すーつすがたのさらりーまんは、ぼくをみて。
びすけっとを、2まい、かってくれました。
■そして。
ぼくのてのひらには。
2まいのびすけっととひきかえに、10えんがにぎられていました。
■おかあさんいがいから、おかねをもらったのははじめてです。
ぼくは、ますますわくわくしました。

■つぎにこえをかけたのは。
かいものとちゅうのおばさん。
「おかしやさんです。このびすけっと、ひとつ5えんでかいませんか?」
■おばさんは、
「ごめんね、いまいそいでいるから。」
といって、いってしまいました。
■ぼくは、さっきまでのわくわくが。
なんだかきゅうにしぼんでしまって。
おかしやさんを、やめてしまいました。
■そしてぼくは。
2まいのびすけっととひきかえにてにいれた10えんで。
だがしやで、くろぼうをいっぽん、かいました。

■そのひ、たべた、くろぼうのあじは。
なんだか、いつものくろぼうよりも。
ずっと、ずっとおいしかったのです。

