親が一番嬉しいことは「子供が親を超えてくれること。

◆あれは、就職活動中の大学四回生の頃だったか。母親に「何があればいちばん嬉しい?」と聞いたときのこと。
「子供が親を超えるのがいちばん嬉しいねえ」
◆この言葉が、間違いなくその後の自分の人生を創る原動力となっている。
親を越えられたかはわからないが、少なくとも親に対して恥ずかしくない生き方を歩むと決めて行動してきた。
◆そして、自分が親になってあらためて、我が子には親を超えて欲しいと心から思う。
◆・・・最近、ある人と「運」についての話になったとき、僕はこう言った。
「これまで人生を決定づける岐路で行った選択は、今振り返っても全部正解だった。これはご先祖様が総出で自分を応援してくれているからだ」
先人が後の世代に託した遺志、というのは確実にある。
◆だから、今の僕は親だけではなく、ご先祖様にも子供にも誇れる生き方をする、と決めている。
