結婚を受けるべきか悩んでいた頃の妻と占い師の話。

◼︎なんだか急に思い出したので書いておく。後進の男性陣に、男には一生謎が解けない女心を理解するヒントにもなれば。
◼︎今から14年前、愛妻家からプロポーズされた妻は「本当に結婚相手はこの人で良いのか」悩んでいたそうだ。
そんなある日、愛妻家は妻に、地元で評判の占い師のお婆さん(といってもそのお婆さんの本業はたばこ屋。趣味?の占いが評判になったらしい)の処に連れて行かれた。二人の結婚の相性を占ってもらうらしい。
たしか、たばこ屋に着いたのは11時頃と記憶している。2人の相性を占って欲しいと話す妻に「今は占いをやっていないからお昼2時半に来てくれ」とお婆さんは言った。
・・・で、昼ごはんを食べて2時半にたばこ屋に戻ると、店は閉まっている。ドアを叩いてもお婆さんは出てこない。
愛妻家は「2時半に来いと言っておいて本人が居ないとはどう言うことじゃ。はぁこんな占い師は放っとけ!」と怒って帰ったのを覚えている。
◼︎・・・今、ふっと思い出して考える。あのおばあさんには愛妻家と妻が結婚した方が良いという未来が見えていたからわざと占わなかったのではないか、店に居たけれど出てこなかったのではないか、と。(下手に占うと妻は結婚しない方が良いという結論を自分で出すかもしれない)
人生には、後から振り返ってはじめて「あの時が人生を決定づけた」と解る出来事が有る。
今から振り返ると、この出来事も愛妻家にとってはそのひとつなのだろう。
