愛妻家、「YESのスイッチ」著者 関橋英作さんの話を聴き、『人は年齢を重ねるごとに、深みと味わいが増すもの。』と考える。

■先日は、「YESのスイッチ」著者 関橋英作さんの講演会に行ってきました。
関橋英作さんは、受験生をターゲットにした、
◆キットカットで「きっと勝つ」マーケティング
で、有名なクリエイティブ戦略家。
■この日のテーマは、『若者が聞く、コミュニケーションの秘訣』というもの。
・20代の頃は「自分以外の人間はアホか。」と考えていた。
相手を下に見ている、嫌な奴でしたよ。
・「自分探し」と言っている若者なんて嘘ですよ。
もともと、若者はからっぽなのだから。
自分なんて、もともとないんですよ。
だから、若者がしていることは「自分探し」ではなく、『自分創り』なんです。
と、関橋英作さんの言葉。
■愛妻家も、その言葉が意味するところは、よくわかります。
愛妻家も、20代のときは、今のように温厚ではなかったから。
■だから、関橋英作さんが、いつ、どんなきっかけで、
「YESのスイッチ」に書いてある内容のように、
相手の立場をいちばんに考える人になったのか。
それが知りたくて、質問をしてみました。
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関橋さんは、20代の頃は嫌な奴だった、とおっしゃいました。
それが、今では相手の肩の気持ちを一番に考えていらっしゃいます。
そこには、何かのきっかけと、そこで関橋さんが何か考えたことがあると想うんです。
関橋さんを変えたきっかけと、そこでどう考えたのかを、教えてください。
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■関橋英作さんは、「うーん。」と唸って、こう答えました。
『きっかけなんてないんですよ。
40、50、60歳と、年齢を重ねるごとに、自然とこうなってきたんです。』
■愛妻家は、この言葉はある意味「嘘」で、別の意味で「本当」だと考えました。
「嘘」:関橋さんにも、必ず人生を変えた転機があったはず。
それを言わないのは、わざとなのか。
それとも、本当に忘れているのか。
「本当」:人は年齢を重ねるごとに、深みと味わいが増すもの。
それはまるで、上質のワインのように。
『年齢を重ねるごとに、人はいつでも変わることができる。』
『でも、いくら年齢を重ねても、変わってはいけないものもある。』
■この日は、「歳を重ねる」ということを、
正面から考えたいちにちでした。
