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「あなたたちは私たちの年金を1.5人で支えるのよ。ごめんね」といわれた小学5年生の担任の先生の話しを思い出す。愛妻家大田正文、NHKスペシャル シリーズ日本新生 仕事と子育て女のサバイバル 2013を観て。

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■愛妻家が小学五年生の時、当時の担任の先生が社会の授業でこんなことを言っていたのを、今でも鮮明に覚えています。

「私たちの世代は、お年寄り一人に対して6人で年金を支えているけれど、あなたたちの世代は、私たち世代の年金を1.5人で支えるのよ。ごめんね。」

この言葉を聞いた時、愛妻家は「ああ、今の1/4の人数で親を支えていくんだなぁ。今、お世話になっている分、大人になったら自分が親の面倒を見るためにお金を稼がなきゃ」と、考えていました。
思えば、この時が愛妻家の世代間闘争に対する考え方の基本が決まった瞬間でした。

■そんな事を思い出しながら、生後一ヶ月の娘を膝の上に乗せて、昨晩のNHKスペシャル シリーズ日本新生 仕事と子育て女のサバイバル 2013を観ていました。
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------番組内容ホームページから引用------
男女雇用機会均等法が施行されて四半世紀が過ぎても、「出産を機に会社をやめる女性が6割」という先進国の中で最悪の状況はまったく改善されていない。女性の社会進出度ランキングは、世界135か国中101位という極めて低い水準となっている。若い世代の女性たちの間には、社会進出に対する“あきらめムード”さえ漂い、「夢は専業主婦」という女子学生も増えている。
女性の社会進出が進まない背景にあるのは、まずは“ワークライフバランス”を唱えながら、長時間労働が当たり前の「会社」。ママさん社員が定時に帰宅することが難しかったり、子育てをしながら懸命に働いても評価されない。さらに、女性が働くことに対して依然として無理解な夫や親、時には職場の同僚やママ友といった同性までもが敵に回ってしまう「世間」、そして子どもを「保育園」に預けられず、“育休切り”にあってしまう「社会」。
どうすれば、こうした強固な壁を崩し、女性が「フツー」に働ける社会を実現することができるのか?スタジオには怒れる女性たちが大集合、男性陣に怒りをぶちまけるとともに、女性が生き生きと働く先進的な取り組みも紹介。有識者も加わり、徹底的に対策を考えていく。
--------------引用ここまで-------------

■これって結局、年金として30年後のわたしたち世代の利益に返ってくる話しなんですよね。

財務省のデータによると。
1985年当時、年金受給者1人あたり約 5.7人の加入者が支えていました。
それに対して、現在2013年は、年金受給者1人あたりを支える加入者は1.5人。

■これからもどんどん加入者は減っていきますが、国は年金制度を死守すると考えています。
その方法は2つ。

・年金支給開始年齢を上げる
・年金支給額を減額する


あら不思議。年金制度は無くなりません。
(長生きをすることと、年金とは別に、生活資金を持っておく必要がありますが)

■この議論って、30年後の自分を自分事として捉えるか、30年後の自分を他人として捉えるかで、身の処し方が変わってきます。

また、年金受給年齢世代~10代20代/男性~女性/既婚~未婚/子供有り~子供無しの立場で全く見方が異なるから感情的な議論になりがちだけれど、議論時代が深まるのはとても良いことなので、このような番組をどんどんメディアで放送してほしいものです。

■さて、愛妻家は、自分のやり方で「夫婦も子育ても人生を充実させてくれるよ!楽しいよ!」というメッセージを世の中に発信していくこととしますか。
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プロフィール

愛妻家 大田正文

Author:愛妻家 大田正文
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『年302回の勉強会・交流会の達人』です。
1975年生まれ。広島県出身。
2008年の勉強会実績は、主宰、参加合わせて年302回。
“超・愛妻家”というユニークな肩書を武器に、現在も数多くの勉強会に参加している。
自らも、「日本経済新聞を読む朝食会。」「経営者とランチ交流会」「日経ビジネスアソシエを読む会。」「就活学生・社会人キャリア交流会」など、6つの勉強会・交流会を主宰する。
主宰勉強会・交流会ののべ参加人数は、3年間で3,000人を超える。

■さらに詳しいプロフィールは、日経ビジネスアソシエオンライン記事(←こちらをクリック)をご覧下さい。

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