「これまでに世の中になかった新しいものは、常に理解してもらえないんです。」だからこそ、結果を示すたいせつさ。愛妻家大田正文、任天堂の株主総会に出席してきました。

■愛妻家大田正文、任天堂の株主総会に出席してきました。
株主からの質疑応答の時間を、たっぷり2時間確保しており、とても好感が持てる株主総会でした。
また、社長の岩田聡さんの話は、いつもどおりわかりやすく、時に要領を得ない株主の質問にも、「只今の質問につきましては、~というふうに理解しました。それでよろしいですか?」と、ポイントを絞って纏められている場面がたびたびあり、頭の良さと人柄が感じられるものでした。
■質疑応答で、もっとも印象に残り、かつ、感動した内容を、ひとつだけ紹介します。
※注意:愛妻家が聴いてメモに取った内容のため、細かいニュアンスが異なる場合があります。
公式には、任天堂ホームページでの公式発表をお待ちください。
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Q(株主):株価対策についてお聞きしたい。
市場に具体的な将来戦略を発表すれば、たちどころに株価は上がりますよ!
A(岩田社長):
◆ありがとうございます。
将来戦略を示せば株価は上がる、ということですが、Wii発売の例を見ても、戦略を示すだけでは株価は上がりません。
その後、Wiiが発売され、お客様に評価されて、株価が上がりました。
結局は、「結果」なんです。「結果」をお示しすることが一番なんです。
◆たとえば、私は最近よく、メディアの方にこんなお話しをいただきます。
「Wiiの時は大ヒットを確信していただけれど、今回のWiiUはそのときのようなものが感じられない」
ですが、皆さんお忘れかもしれませんが、実は、発売直後のWiiも同じ反応でした。
Wii発売後、お客様に評価されたことで記憶が上書きされ、「確信していた」とおっしゃっているんです。
これまでに世の中になかった新しいものは、常に理解してもらえないんです。
わたしたちは、WiiUでも結果をみなさまにお示しすることが、皆様の期待に答えることだと考えています。
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・結果を示すことが、いちばん世の中に評価されること。
・これまで世の中になかった新しいものは、常に理解してもらえない。
人生もすべて、そのとおりだ。
◆……愛妻家が、はじめてゲームウォッチに触れたのは、7歳の時。
そして、ファミリーコンピュータに初めて触れたのは、まだボタンが四角いゴムだった8歳のとき。

時は流れ、現在の職業に就いているのも、ゲームとの出会いが、あったからこそ。
◆今回の株主総会出席は。
あの日、ゲームを通して未来を夢見た7歳の少年が、30年の時を超えて果たした目標でもあったのです。

◆「枯れた技術の水平思考」という言葉通りの商品開発。
ゲームボーイ開発時の苦悩と成功。
現在の任天堂の功労者のひとり、横井軍平さんの人生にフォーカスした本。
「ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男」
愛妻家、力いっぱいおすすめします!

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